計測制御ボード(DSP61201)仕様
DSP61201
 1.特徴
本ボードは汎用DSPを使用することで、高速なデータ収集及び制御が1ボードにて可能です。
また、昨今のパーソナルコンピュータのOS上でも専用LAN経由で高速なデータ取り込み及び、
制御ができ任意に増設が可能です。
ホストコンピュータ1台にて物理的には最大254枚のボードが接続でき、今までの様にI/Oボード
1枚増設の為にドライバソフトを作成する必要がなくなります。
1枚のみホストコンピュータに接続する場合の為にRS232Cポートを用意してありますので、
LAN(ARCNET)用のボードをホストコンピュータに実装しなくてもコントロールできます。
LANを使用する事で、同じ様な制御/計測をする場合、効率の良いシステム構成が
実現できます。
ROM内へダウンロードプログラムを用意することで、ホストコンピュータから任意に計測/制御用
プログラムをローディング可能ですのでプログラムのアップデート等の場合でもROMを交換する
必要がありません。従いましてエンドユーザへのサポートも容易にできます。
I/Oコネクタは全面パネル及び、基板内部に用意してありますので任意に配線が可能です。
VMEバス用等のラックへ挿入して使用する場合、パネル面から接続できます。

 

 2.構成
コントローラー(DSP) TI社製 TMS320C32(50MHz)
(DMAコントローラ2ch内蔵)
メモリ プログラム/ローダ用  32KW(16bits)
ROM プログラム用     64KW(32bits)
RAM データ用       64KW(32bits)
LANコントローラ
ARCNET  COM20020B  2.5Mbps
メディアドライバ HYC9088S-SK ダイパルス用
RS232C 1ポート
D/Aコンバータ 1チャンネル(+5V, +10V, +-5V)
最大変換レート  195KHz
A/Dコンバータ 作動4チャンネル、シングル4チャンネル(+-5V, +10V)
最大サンプリングレート  600KHz (1チャンネル時)
入力ポート TTL入力  16点
出力ポート オープンコレクタ出力   16点
プログラマブル周波数発生 FGC220(モータ制御用)
拡張I/Oバスコネクタ

 3.使用電源
 +5V (0.8A)

 4.基板外形寸方
 234×160 (mm)
 (VMEバスのスロットへ挿入可能、但し、VMEバスは未使用)

 本ボード、ホストコンピュータのプログラム開発も可能です。
 本仕様は改良の為予告なく変更される場合があります。

Back